2012年4月30日月曜日

パズドラのゲーム性


<パズドラのゲーム性>


概略
パズルゲーム(5色のドロップを使い3つ以上同種の色を揃えて消したときにその色属性の自分のモンスターが戦える。)を使って相手モンスターを攻撃。
用意されたダンジョンなどを攻略していく。


プレイ要素

1.コンボスキル
パズル部分でコンボを出す事ができれば、最低限のモンスター編成で先に進める。ダンジョンも攻略できる。


2.ガチャ
コンボスキルの無い場合、ガチャを使ってレアモンスターを出し、モンスター編成に入れることで先に進める。


3.助っ人
コンボスキルの無い場合、助っ人を依頼して他のユーザーのモンスターをモンスター編成に入れて先に進む
この場合、何時もそのモンスターが使えるとは限らない。


4.補助要素 合成
モンスターを合成することで強いモンスターにLvアップできる。
問題としては、Lvの高いモンスターを作ろうと思うと、Lvの高いモンスターと合成する必要がある。
対策としては、生贄モンスターに雑魚モンスターでLvアップしてある程度生贄モンスターがLvアップしたら目的のモンスターへ合成する。


考え方基本
1.テクニックの要る"コンボスキル""助っ人"の補助要素として、課金で何とかする"ガチャ""合成"があり状況に応じ組み合わせて遊ぶことが出来る。
2.モンスター編成が強くなれば、コンボスキルが無くても敵にある程度のダメージを与えられる。これは、攻撃だけでなく、防衛にも言える。
3.防衛型モンスター、攻撃形モンスターの編成を戦う相手に合わせて再編成していくことで勝ち進むことが出来る。

結論として、
1.初級ユーザーは、パズル要素を楽しむ。その後、テクニックの無いユーザーは、モンスターのレベル上げに課金(魔法石の購入)する(初期->中級ユーザーも同じ)

2.中級ユーザー以降は、課金を覚えるか、スキルでの攻略法を他から覚えるかして、課金、スキルタイプのプレイに分かれていく。

3.旨いユーザー(中級->上級ユーザー)は、上記の"プレイ4要素"を旨く場面場面(ヒーロージャーニーとだぶる)に合わせて組み合わせて先に進むのだろうと思われる。それが出来るとゲームプレイにテンポが出来てそのテンポを逃したくないがために、コンティニューする。


4.コンティニュー要素とは
プレイ(ここでは戦闘)の流れを掴ませて、失敗させる事で継続意欲を盛り上げる。--->100円アーケードゲームの乗り。
*この時のテンポは、2.の中級ユーザーで、課金、スキルタイプに分かれるところで体感すると思われる。
問題点は、課金で先に進もうとするユーザーは、このテンポを理解していない場合が多いのではと感じる。なぜなら、課金しても面白くないと感じるとゲーム自体を遣らなくなる可能性が高い。

ガチャのドラマ性
1.最初はソコソコノ出目確立で雑魚を引かせる。
2.設定した課金量に達する等で、レアアイテムを出す確立に変動。
上記1.2.の波を作ってベースにする。
ガチャのイベント
時間、曜日などを設定してユーザーの課金ランクなどを見て、2.乃至、レアの出目確立を多めに操作した確立を作る。

でしょうかね。


ゲームの楽しみ方って、年齢、世代、環境の変化によって変わるのは当然。


ゲームの楽しみ方って、年齢、世代、環境の変化によって変わるのは当然。

その中で、
・ゲームが元々好きでプレイしていた。
・興味の有る無し。
・時間のあるときにゲームばかりしていた。
・時間が有っても、ゲームは元々しない。

今、スマフォゲームをしている人たちの多くは。

1.ゲームが好きな人。
2.元々ゲーム機のゲームが好きでやっていたけど、年齢、環境の変化でやらなくなった。
3.ゲームには興味はあったが、ゲーム機を買う程ではなかった。

の3種類だと思う。

1.は、今、まさに自分の好きなゲームに嵌っている人で、若い世代、現役世代+オタク。
2.は、懐かしさを込めてプレイし、ゲームはこういう面白さが無きゃね。と思っている人で、過去オタク。
3.は、カジュアルなゲームを楽しむ人。2.に近いけど、2.程ゲームにのめり込んでない人で、俗に言うリア充、女性(OL,学生)。

だから、ターゲットは、この3つのタイプの人たちに向けて作れば良い。

元々ゲームをやらない人のためのゲーム作りは実験としては面白いけど、ビジネスとしてはナンセンス。

草食動物に、肉の餌を与える実験をしているのと一緒。

ゲーム機のプレイヤーは、ゲームが好き、このゲームをやりたいからゲーム機を買った。
ゲーム機を躊躇無く買える、使用できる人。

だから、1.だね。

今までのゲーム機のユーザーは、1.の人たち。

2.の人も、3.の人もゲームに興味があっても、ゲーム機のゲームは出来ない事情がある。
でも、スマフォゲームは違う。

スマートフォン=携帯電話機。

携帯電話機は今の時代ほぼ1人1台持っている。電話をするため、友人や家族、仕事関連などで必須といって良い。

其処に、ゲームがオマケで付いているから1.とか、2.とか、3.とかの人がやってみる。

ということは、必然的に、ゲーム機のユーザー数より多くなって当然。

みんなゲーム好きだから、面白いゲームが好きだからやっている。

この3つのタイプの人たちはゲームをプレイする環境が違うから、色々な意見が出てくるはず。

開発者は、今まで以上に色々なユーザー環境を考慮して面白いゲームを作れるようになる。

開発者にとっては楽しいことだよ。

其処に海外の人種、文化の違う人たちも入り込むとすれば、いったいどんな物が出来上がっていくんだろう。

ゲームは、会社、個人、開発者だけで作る物じゃない。

100円ゲームの時代も、遊んでくれる人と一緒に作ったし(ロケテスト、アンケート取り)、ソーシャルゲームでは、もっと細かいところもコンピューターがデータ化して、知ることが出来るようになった。

だから、遊んでくれる人にはとことん楽しんでもらえるゲームが作れるはず。

楽しい。 ゲーム作りは楽しいと思う。